沖縄2日目。
2日目はレンタカーで観光の日です。
まずは『沖縄県護国神社』で参拝し御朱印いただきました。
次は豊見城市にある『旧海軍司令部壕』。
これもおじいちゃん(夫)の絶対に行きたい!と言う希望で観光する事に決定!
『豊見城』って『とみぐすく』と読むんです。
『ぐすく』って何?何?
慣れない言葉で何か面白くって、私のツボでした。
今回行ってきた『旧海軍司令部壕』は、沖縄戦で大日本帝国海軍の司令部として使用された防空壕です。
グーグルさんに誘導されるまま、ずっと坂道を登って行くように民家の中を進んでいきました。
こんな所にあるの?と思いましたが、ちゃーんと到着。
駐車場のすぐそばに、慰霊碑が建っています。
『海軍戦死者慰霊之塔』
こちらがビジターセンターになり、入り口です。
中は資料館になっており、地下に司令部壕があります。
資料館には、沖縄線での実際の写真が沢山展示されてました。
写真がすご過ぎて、ここだけでも考えさせられる場所です。
当時の様子を見る事が出来るビデオコーナーもありました。
司令部壕の入り口はここの地下にあります。
地下の資料館にも壕内で発見された当時の遺品や資料が展示されてます。
参観料 大人600円で資料館を見てみます。
戦艦大和の模型。
太田司令官の少将旗。
米海兵隊少佐から67年ぶりに遺族のもとに返還されたもの。
実際に使用されていた軍服や木の枝にくくりつけて作られた武器など。
水筒や薬瓶、スポイドなどや、家族に宛てた手紙などが展示されており、「これ、本物だ・・・」と思うとある意味ぞっとする感覚でした。
貴重な資料を見た後はいよいよ防空壕に行きます。
旧海軍司令部壕の入り口。
沢山の千羽鶴が祀られてます。
壁に見取り図(順路図)が貼ってありました。
通路は結構狭いため、順路が決まっております。
結構深い所まで階段が続いてます。105段(30m)の階段を降りていきます。
地下なのでひんやりしているんでしょうが、何か別の空気も感じるような・・・
この防空壕は、補修された部分もありますが、ほぼ当時のままだそうです。
リアルなだけに、余計に重さを感じます。
順路に沿って進んでみます。
信号室。
作戦室です。
カマボコのように天井が丸い形で、コンクリート漆喰で固めた当時のままのお部屋です。
幕僚室です。
幕僚が手榴弾で自決した時の破片の跡がくっきり・・・だそう。
当時のままのお部屋で生々しく残っています。
最後は故郷の家族のことを考えながら自決したんだろうか・・・と思うと胸が痛いです。
木製のテーブルと椅子が置かれたお部屋、大田司令官の『司令官室』です。
壁には大田司令官の愛唱歌、
「大君の御はたのもとに死してこそ人と生まれし甲斐ぞありけり」
が手書きで記されています。
『この部屋が初めから医療室であったかどうかは不明ですが、生存者の話でここを中心に沢山の負傷者がいたという事から医療室だと推定されます。』とあります。
写真を撮ってなかったですが、下士官兵員室と言うお部屋がありました。
8畳ほどの部屋がたったの2つに対して、兵員が4,000人。
横になるスペースも座るスペースもなく、立ったまま休んだり、睡眠をとったり・・・と過酷な状況だったようです。
このボードから奥へは進めないのですが、突き当たりは地上に通じる開口部です。
兵士たちのほとんどは、武器らしい武器もなくこの出口から出撃、大半は二度と帰ってくることはなかったそうです。
戦争の記録が生々しく、ずしっとくるものがありました。
当時のままのものを見られる貴重な場所だと思います。
うまく言えないけど、本当に色々なことを考えされられました。
戦争の怖さが年々薄れていってる感じもしている中、最近の台湾有事がささやかれている件で日本も他人事ではなくなってくるんじゃないかと私は思ってます。
人それぞれ考えが違うだろうけど、本当に真剣に考えないといけない時なんじゃないかな。
住所 沖縄県豊見城市字豊見城236番地
電話 098-850-4055
開館時間 9:00~17:00
その後、ドライブしながら『ひめゆり平和祈念資料館』に行きました。
修学旅行で来る機会がある人が多いけど、私は初めてです。
慰霊碑とひめゆりの塔。
沖縄師範学校と沖縄県立第一高等女学校の女学生222名と、教師18名の総勢240名。
彼女たちが看護要員として沖縄陸軍病院に動員され、負傷兵の治療など過酷な労働を強いられていたそうです。
奥に行くと『平和祈念資料館』があります。
入り口で入場券 大人310円を支払い入館します。
ここから先は一切撮影禁止だったので写真はありません。
中では元ひめゆり学徒生存者の証言VTRが流れていました。
負傷兵の治療と言ってもいろんな労働をしていたようで、砲弾が飛び交う所で食べ物や水を運んだり、排せつ物の処理をしたり、死体の埋葬したり・・・
生存者の方々は今ではおばあさん。
当時の事を思い出し涙しながら語られている姿が印象に残ってます。
戦争の悲惨さを改めて考えさせられます。
来てみてよかった、心から思いました。
沖縄戦で亡くなられた多くの犠牲者の皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。
住所 〒901-0344 沖縄県糸満市伊原671-1
電話 098-997-2100
開館時間 9:00~17:25
Youtube動画作りました。
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